四通八達の家(しつうはったつのいえ)

a0028049_4111074.jpg寒い日が続いています。
みなさん、お元気ですか?

きのうは、友の会の「最寄り会」。
大好きなコミュニティーバスに乗れる日です。
1時間に1本しか出ていないので、
直前に、ものすごく急かしてしまいました。
ごめんね~。

うしろのごみが気になりますが、
バス、心待ちの図。

いつも、まず讃美歌を歌い、
そのあと、創設者・羽仁もと子の著作から、
その日選ばれた箇所を読みます。

教えられることばかりですが、
きのうも、まさにわたしのことを言われたようでした。

**************

自分や人の垣根を結ぶ心持と長い間戦ってきたのです。


(家族のあいだでも)
機嫌をとるのとられるのというのは、すでに垣根があるのです。
目前の自分が可愛くて、相手の本当のことはどうでもよいのです。

(途中・要約)
それは愛ではなく、甘い心で人を軽んじていること。
自分の存在を軽んじていることから発する。
そこから生まれるものは、恐れと用心であり、
人と人との間に垣根を作る。

その臆病さは、不思議に大いなる高慢と通じています。
自分の家と人の家と、
自分の心と他人の心とを隔てる心は、
同時に自分のほうが他人に劣っていては負けていては、たまらなく苦しい心です。
臆病な人ほど高慢なものはありません。

よいことが自分にあれば、それを自分ばかりの宝にしないで、
人に分けなくてはなりません。
それを分けるために、私たちは愛と謙遜を常に自分に持っていなくてはなりません。
人からよいものを分けてもらう謙虚さは、
さらにそれよりも、臆病ゆえに勝気な私たちには面倒なことです。

社会改造のイデオロギーも戦術も、
ただ愛と謙遜の通路によって、自分から外へ出て行くもの、
またその同じ通路によって、多くのよいものが、
他人から自分に恵まれてくるものです。

開け広げた夏の家で、
重くるしいへだての家や人のことを思いやりつつ、
私たち自身もまた、もっと自由にもっと謙虚にしていただきたいと願いつつ、
この手紙を書きました。
(昭和6年8月)

羽仁もと子著作集 『みどりごの心』収録「四通八達の家」より抜粋

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わたしの勝気は、わたしの臆病ゆえであり、
そのために、人からよいものを分けてもらう謙虚さは、
わたしにとって、はげしく面倒なものでした。

「そのためにその人は、
 自分のすぐれた所は、いうまでもなく誇りたかぶり、
 劣っている所も慾目やこじつけでよいと思おうとするのです。
 同時に当然その人びとは、他人に冷笑や皮肉な批評をする人になるのです。」

とも書かれています。
これはズバリ、わたしそのものです!


わたしの母校(高校)には、音楽部という、
とても盛んなコーラス部があり、
先日のギターとリコーダーのコンサートが行われた
大きなホールを借りて、ミュージカルをしたりすることもあります。

ああちゃんが、それを見に行ったことがあるという話になり、
みんなすごかったよ、と言いました。
わたしももっとそういう場に出て行けばよかったかもしれないけど、
プライドがじゃまして、音楽部には入らなかった、とわたしは言いました。

わたしの食の師匠・吉朝さんは、よく表彰台に立たれる方ですが、
先日、自分の受賞をわざわざ公表され、
これまでは、そういうことを表に出すのがはばかられたのだけれど、
それは高慢でした、
わたしが賞をいただけたのは、みなさんのおかげ、
だから、みなさんとともに喜びたいのです、
ありがとうございます、とおっしゃいました。

音楽家の友だちのブログに、
自分から出てくるものは、とりあえず、
「贈り物」として受け止めよう、とありました。
わたしは自分の作品や演奏にも常にダメ出しをして、
仕上げないで途中で投げ出すことが多いのです。
自分から出てくるものをよいものとして受け止め、世に出し、
分かち合う謙虚さがありませんでした。


脈絡ありませんが、
思い当たることが、数かぎりなくあります。



イエスさまは、わたしのようになりなさい、とおっしゃいます。
一見、なんと高慢なことばに思えるでしょう。
でも、イエスさまは、ご自身の持っておられる、すべてのよいものをご存じで、
そのいのちと引き換えに、
わたしたちも、そのよいものを持つことができるようにしてくださいました。
十字架の血潮によって、恐れのくさりを打ち壊し、
臆病の霊ではなく、力と愛と慎みとの霊を与えてくださいました。


こんなわたしでも、たくさんの人にゆるされて、愛されてきました。
いただいてきた、お返ししきれないたくさんの愛を、分かち合い、
みなさんからよいものをたくさんいただきたい。


ただ主に栄光。
ただ主に栄光。
ハレルヤ!
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by les-copain | 2010-02-17 04:11 | 思い


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