人気ブログランキング | 話題のタグを見る

赤ちゃん返り

赤ちゃん返り_a0028049_420634.jpg
3才になってから、
赤ちゃん返りをしています。

「かずおくんが赤ちゃんのとき、
ごはん食べたい食べたいって、泣いてた?」

「かずおくんの赤ちゃん(自分のこと)、
だっこしてた?」

「赤ちゃん、パンツはいてた?」

「ほら、赤ちゃん、笑ってるよ~。
(と、笑ってみせる)」

ほかの赤ちゃんを見て、
自分が赤ちゃんだったころのことを
知りたいようです。

かずおくんが、辻岡先生ご夫妻に連れてこられるとき、
かずおくんの飲み残しのミルクを、
もったいない、と飲み干した先生の話を、
「ちぇんちぇい、飲んじゃったねえ。」と、
いかにも覚えているように、笑いながら話します。

とてもいとおしく感じます。
ひとつひとつに、答えます。

その反面!

「かずおくん、赤ちゃんだから、歩けない。」とか、

食べ物を手づかみで食べる、とか、
うんこをパンツの中にする、とか、
はみがきできない、とか、とか、とか・・・!

はいはい、赤ちゃんね~、とつきあってもみるのですが、
時間のないときは、
わたしは、いままでのかずおくんとの歴史にないほどの
イライラと醜さを吐き出してしまいます。

いままで、なんでもよくできていただけに、
わざとやらなくなったことに、
「なんで?」という、責める気持ちが、
つい先に出てしまうのです。

そういうことが2週間くらい続いたでしょうか。
自分で自分の言動に傷つきます。

「かずおくん、かあさん、イライラしてごめんね。
かあさん、かずおくんのこと、大好きなんだよ。」とあやまっても、
また同じことをしてしまう。

あるとき、ひどく叱ってしまったとき、
かずおくんから、この笑顔が消えてしまったら、
わたしはどんなに悲しいだろうか、と、ふと思い、
「ごめんね、ごめんね、ごめんね。」と、
泣きながら、あやまりました。

少し気持ちが落ち着いて、
一時のことだから、もう少しつきあおう、と、
イライラは、ぐっと減りました。

その翌日は、昨年から参加している、月1回の集まり、
「ハートフルコミュニケーションセッション」でした。
(どなたでも参加できます)

時間帯的に、いまはおかあさんたちが少人数集まって、
子育てに関する悩みを話したり、
テーマに沿って、自分をふりかえる作業をしたりします。
ほかの方の考え方などもうかがいながら、
自分の中にすでにある答えを、それぞれが発見し、
次回集まるときまでに、特に、それについて取り組みます。

みんなが、ありのままで、赤裸々に、
否定されたり、拒絶されたりする恐れもなく、
いまの自分を語ることができる。

わたしにとって、大切な場所のひとつです。
外出続きで、家の中もめちゃくちゃで、
休もうかと何度も思いましたが、
思い切って、行ってきました。
行ってよかった。

口に出すこと、質問されること、
考えを聞くこと、ほかの方のケースを聞くことなどで、
自分の願いがまとまってきました。

なぜイライラするのか。
思い通りにならないから。
わたしの思いはなにか?
かずおくんの思いはなにか?

すぐに聞き入れられなくても、
わたしの思いを伝え続けること。
たましいのことばで語りかけ続けること。


窓がまたひとつ開いた感じです。


まとまったようで、まとまってませんが、
きょうの空のように、心はすっきりです。
by les-copain | 2010-02-06 04:20 | ■子ども


<< いよいよあしたです! 今年も >>