どこからか、風に乗ってふと香りが漂って、あたりを見回せば、ああ、やっぱりあった。近づくにつれ、むせかえるほどに春の空気を甘くして、満開のじんちょうげ。わたしは引き寄せられて、鼻からめいっぱい息を吸い込みます。しばし、ちょうちょの気分(いもむしのほうが好きですが)。秋は、きんもくせいに骨を抜かれます。
一年中、そこにいるんですけれどもね。花が咲くまで、気づかれることがないですね。あそこまでいいにおいをさせるのには、どんなわけがあるんでしょうかね。木の枝を折ってみても、花に近い香りがするのかな。
ホームスクーラーのミュージックキャンプがまた来月ありますが、その打ち合わせのために、Sallyさんが、湘南新宿ラインに乗って、はるばる鎌倉から来てくれました。ひとしきり話をして、お昼ごはんを一緒に食べました。いつも家族6人のごはんを作っているSallyさんだから、人の作ったごはんって、やっぱりうれしいだろうなあ。
もし、うちがホームスクーリングをするとしたら。
「みんなで畑を耕して、作物を育てることを日課とする。」
とうちゃんが病み上がりってこともあるし、これからは少し、とうちゃんの畑を手伝う時間を作りたいです。わざも盗んでおかないと。