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希望

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かずおくん、
体操教室のみんなに分けるのだと言って、
二日続けてパンを作りました。

みんながとりやすいように、
スケッパーで切り分けて、小さな丸いものをたくさん作りました。

みんながよろこぶのがうれしいのもあり、
すごいねって言ってもらいたいのもあり。

かずおくんは、いいところがたくさんあります。

でも、明らかに、まわりの人の迷惑になっていることも、
よく、よく、あります。


かずおくんは、「しょうがない子」と思われている場所もあると思います。
そんなふうにした親も、「しょうがない親」です。

ならぬことは、ならぬ、と、
これから、より厳しくしていかなければならないことが、いくつもあります。
親のほうにも、なあなあにしてしまっているところがありました。


それが、親の体裁を整えるためでなく、
「しょうがない親子」であることも恐れず、
祈りつつ、目の前の子どもの必要を見つめ、
神さまに知恵をいただいて、
いっしょに成長したいと思います。

悪い行動のように見えるところだけにとらわれて、
その裏にある、ほんとうの思いを抹殺することがないように、
もっともっとたくさんある、すばらしいところに目を留めていきたい。

わたしは、いつも、たくさんの人に大目に見てもらって、
ゆるしてもらって、
わたしの中にかすかに見える希望に目を留めてもらって、
ここまでやってこれました。

わが子も、よその子も、
そして、大人も、
みんなみんな成長する。

わたしたちの先にあるのは、いつも希望であること、
すべての人の中にある、希望に目を留めることを、
忘れないでいようと思います。


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火曜日の親子体操教室では、
先生が持ってきてくださった新聞を使いました。

まんなかに少し切り込みを入れたものを、
おかあさんたちが広げて持ち、
ひとりずつ、突っ込んでいって、
まっぷたつに破いていきます。

ぜんぶまっぷたつになったら、
今度は、みんなでびりびりに破きました。

撒き散らしたり、かぶせたり、
それはもう、みんな狂喜乱舞でした。

 * * * * *

最近、「アルマジロ」という、戦場のドキュメンタリー映画の存在を知り、
戦争は、ぜったいにいけない、と、改めて思いました。

でも、日本はいま、戦争ができる国になろうとしています。

とても暗い気分になりました。
こわいです。

実家でテレビを見ても、
新聞を広げても、
インターネットを開いても、
恐ろしいニュースばかりです。

かずおくんは、最近、実家でテレビをみることがあるときに、
ニュースがついていると、
こわい、こわい、チャンネルを変えて、と、言います。

世の中を知ることは大切なことだけれど、
あまりにも悪いニュースばかりが、
音楽や言葉も、より不安をあおるような演出で、取り上げられています。

悪いことばかりが耳に、目に、自然に飛び込んでくれば、

世の中はこわいところだ、
人生に希望はない、
もっと守りを堅くしなければ、
信用してはならない、

と、なっていくのではないだろうか。

ひとりの人の心の中の不安は、
形や呼び名はちがっても、「戦争」につながっていくと思います。

平凡な日常の、あたりまえにすぎていく生活のことは、
なにもニュースにならない。
そこには、宝石がいっぱいかくされているのに。

神さま、わたしはどう生きたらいいでしょうか?
新聞を破きながら、とても複雑な思いで、祈りました。

きのう、かずおくんがたまたま図書館で手にとって、借りた、
『手ぶくろを買いに』。

人間の帽子屋さんから、手袋を売ってもらって、
無事に帰ってきた子狐を迎えて、

おかあさん狐は、

「ほんとうに人間はいいものかしら。
ほんとうに人間はいいものかしら。」

と、つぶやきます。

まったくまとまりませんが、
神さまからの約束のことばにしがみついて、
きょうも生きます。


主ご自身があなたの先に進まれる。
主があなたとともにおられる。

主はあなたを見放さず、
あなたを見捨てない。

恐れてはならない。
おののいてはならない。

(聖書 申命記31:8)
by les-copain | 2013-01-31 06:12 | ■ケータイ写真館


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