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プロに聞く

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なんだか、毎日の献立がマンネリ化してるなあ~と思っていました。

いいお料理の本、たくさん持ってるのに、作ってみていなくて、
宝の持ち腐れなんです。
図書館で借りては、その辺に積んであるばかりだし、
スーパーの料理小冊子などをもらってきては、紙の整理に頭を悩ましている。

そんなことをする前に、持っている本の料理を、実際に作ってみよう、と思い立ち、
その手始めに、これを選びました。
以前、食の師匠のお勧めがあって、購入したもの。
著者とお知り合いなんだとか。

砂糖を料理に使うことがほとんどなくなりましたが、
みりんの使用も、もっと減らせるんじゃないかな?と思ったのが、選んだ理由です。
材料も工程も少ない。
よって、レシピの文字数も少ない。
見やすい=作りやすそう!

なんでも、わさわさと、えさを作るようにしてはだめ、
わさわさと食べなければならないくらいなら、一食抜くくらいがいい、とは、
いつもの師匠の弁。

同じレシピでも、師匠の作られるものは、おいしい。
師匠はいつも、ああ、きょうもこれで生きられる、ありがとう!
という、神さまと食材への感謝にあふれているのです。
そうやって作り、そうやっていただくんですよ、といつも教えていただいています
(が、どうしても、えさのようにがさがさと食べてしまうわたし・・・)。

この本には、素材への感謝があふれていて、
そのもののおいしさを生かし、からだによいものを、よりよく、
少ない調味料でいただく秘訣がありました。

レシピの通りに、材料を量って作る。
基本に忠実に。

にんじんのきんぴら、砂糖もみりんも使わないで、
仕上げに、プルーンを、それもいつもより少なめに入れただけですが、
にんじんよ、きみは、そのままでこんなに甘かったんだね!

小松菜も、しょうゆだけで、こんなにも甘さを感じる。

玄米は、1時間近くもガスを使って炊いてみるのには躊躇していますが、
そうやって時間をかけたら、おいしいんだろうなあ。


素材に感謝しながら料理しようと思ったら、
台所に立つ立ち姿も、なんとなくしゃきっとします。

神さまは、どんな思いで、わたしたちを養ってくださっているのか、
両親は、どんな思いで、毎日ごはんを食べさせてくれたのか、
わたしは、きょう、どんな思いで台所に立とうか。

Kitchen is my mission.

簡単そうだったから選びましたが、
いろんなことを思い出させてくれた、奥の深い本でした。

台所には、感動があります。
食育とは、その感動を伝えることではないでしょうか。

わたしの身になるまで、これから幾度となく開かれることでしょう。
by les-copain | 2011-05-30 05:36 |


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