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生きてます

ニュージーランド地震のビル倒壊現場から、
右脚を切断する手術を受けて救出された
富山外国語専門学校1年の奥田建人さん(19)が24日、
病室で共同通信の取材に応じた。

「家族や友だちに『生きてます』と伝えたい。それで十分です」と気丈に話し、
がれきの下敷きになってから救出されるまでの状況を証言した。

「こんなことがあったけど、またいろいろな国に行きたいし、英語を使う仕事に就きたい」。
ベッドの上で笑顔を見せ、将来の夢を語った。 

(クライストチャーチ共同)


がれきの下敷きになりながらも、
友人たちと励ましあい、携帯電話で日本と連絡をとりあった。

彼の学校の先生は、
おかえりって迎えるだけで、
きっと彼は、いつものくったくのない笑顔を返してくれると思う。
それで十分だと思う、と話していた。

日本に着いて、
ほっとしたけれど、ほかの人のことを思うと複雑、と語った。

たくさんの人は、もっと生きたかったけれど、生きられなかった。

彼は、だれかをうらむでもなく、
将来への夢をあらたにふくらませている。
これから、彼の存在が、どれほど人を励まし、慰めることだろう。

こんなことがあって、はじめて気づくことがある。
ほんとうは、いつもわたしたちの手の中にあるのに。

神さまを信じているといいながら、
同じような状況下で、彼のように思えるだろうか(友だちも同じようなことを言っていました)。

きっとみんながすぐに、彼のように言えるわけではない。



小さなことを、「思うようにいかない」と、だだをこねる自分。
なんとしあわせなことか。

悩むのも、生きているからこそ。
なんとしあわせなことか。

いつやってくるかわからない終わりの日のために、
きょう与えられたいのちを、しあわせに生きよう。
by les-copain | 2011-03-01 06:08 | 思い


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